2015年10月12日

Win Topoを試してみた


先日、ベクターツールのWin Topoが
線の中心線を抽出するアルゴリズムを
使っていると知り、試してみました。

*

自分はアナログで作画をしています。
アナログの線が好きなのですが
たま〜にデジタル系の無表情な描線を
使いたくなることがあります。

ドロー系ソフトを使うことで
そのあたりを巧く処理できないかと
思っているのです。でも、スキャン
しただけのラスタデータでは線自体を
直接加工できません。

そのためベクタライズを試しているのですが
ラスタデータをトレースした場合、
描線をアウトラインとしてデータ化してしまいます。
要は描線も細長い面として解釈してその輪郭を
ベクターデータとするのです。

自分がやりたいことは手書き描線の
細かい揺らぎを「パスの簡略化」で
減らし、無表情な整った線にすることです。

ところがアウトライン化された描線を
簡略化すると単に描線のエッジが甘くなる
だけでもったりした線になってしまうのです。

そのため、線の中心線を抽出するツールを
探していたのです。

*

で、結論から言ってしまえば、
Win Topoは期待していた以上に使えそうです。

基本的には以下の手順で試しています。

(1)ミリペン作画をスキャン
(2)GIMPのトーンカーブとコントラストで描線を強調
(3)データを白黒に2値化
(4)Win Topoでベクター化(emf書き出し)
(5)InkScapeによるパスの簡略化(png書き出し)
(6)pngの書き出し結果を白黒に2値化
(7)ペイントツールによるバケツ塗り
(8)彩色した画像にpngの描線をオーバーレイ

この手順で割とカチ〜っとした線に仕上がるのと
ミリペンの作画がクリーンアップされた仕上がりに
なるので線画の出来がそのままデジ塗りの出来に
なる印象です。

*

とは言え、難点も幾つかあります。

Win Topoのパス抽出アルゴリズムで
生成したベクターデータは線画の描線に
アクセントがつけられません。

そのため、いったんラスターデータ化してから
Inkscapeの「パスのトレース」機能で
アウトライン化してみようと思ったのです。

ところがベクターデータを活かそうと
処理したラスタデータを喰わせると、
アウトライン化せずに
ほとんど元のベクターデータのまま
吐き出すのです。

なので描線にこだわるのであれば
もう少し、手順を工夫する必要があります。

以下、pixivに投稿した作品について
メモしていきます。

*

「いばらのこころ」
20151003_theheartofthebriarrose_010_S.JPG
これは銀筆です

「戯れ描き:月下の魔女」

20151008_witch_010_S.JPG

ハロウィン対応で突発的にやってみました。
これも銀筆です。


*

以下が、ミリペン作画ベクター化のテストです。

「Vector Girl2」

20151008_vectorgirl02_010_S.JPG

もともとベクター化のテストは
最近の絵柄への自分なりのアプローチという
コンテキストから出てきたものです。

まずは、そのコンテキストに忠実に
やってみました。

絵柄次第で、ちょっと使えそうな気がしてます。



「Vector Girl3:魔女月」

20151010_moonwitch_011_S.JPG

ハロウィン気分です。
色指定はそれっぽくベタにやってみました。


「Vector Girl4:狼アリス」

20151010_alicewolfen_010_S.JPG

テクニカルなことをのぞけば
いつものパターンです。

アンジェラ・カーター気分が入ってます。


「Vector Girl5」

20151010_schoolgirl_010_S.JPG

「Vector Girl2」の延長です。

デフォルメのパターンが
もう少し練れるといいのですが・・・。

posted by amleth machina at 02:51| Comment(0) | TrackBack(0) | memo | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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