2015年06月14日

ベクター化を試してみる


いつもアナログで描いた線画をスキャナーでとりこんで
デジ塗りをしているのですが、常にDPIとの葛藤があります。

あと、自分の描線がデジ塗りとしては重いんじゃないか、
あるいはノード数の少ない均質化した描線にしたら
もっとデジタルで扱いやすくなるんじゃないか
と考えてました。

そこでアナログ線画をベクターデータ化したら諸処の問題が
解決するんじゃないかと考え、ベクター化の手順を試してみました。

要はフリーソフトのInkscapeを使って
アナログ線画のベクター化してみたのです。

1.Inkscapeを使ってオリジナルをベクター化
2.パスの簡略化機能で絵のクリーンアップ

以上の手順なのですが、
ベクター化だけだと
仕上がりがアナログ線画のままなので
「パスの簡略化」を適用してみました。

出来上がったものは
もちろん拡大縮小してもジャギることはありません。

*

「ベクター化のテスト(その1)」
20150612_springfairy_000_S.JPG

プレーンな描線で線画を仕上げたつもりだったのですが
「パスの簡略化」を適用すると、描線が均質化されず
逆に重い仕上がりになってしまいました。


「ベクター化のテスト(その2)」
20150613_flow_000_S.JPG

ボールペンのスケッチにベクター化を適用してみたら
どうなるかも試してみました。

こちらは先日投稿した「水面」の線画が元ネタです。
20150610_flow_010_S.JPG

仕上げの工程でズボラができるんじゃないかという
観点です。

ベクター化した直後でも、不要な線をきちんと取り除けば
上手くいくんじゃないかという印象です。


「ベクター化のテスト(その3)」
20150612_gothica_010_S.JPG

ベクター化のやり方次第で
高橋葉介っぽい線も
自動生成できるかもしれないと
思ってしまいました。


「Vector Girl」
20150613_vectorgirl_010_S.JPG

かなりプレーンな感じの描線で描いた線画を
「ベクター化」してみたのですが、
やはり「パスの簡略化」を
適用するとかなり加工した感じになります。


20150613_vectorgirl_000_010_000_S.jpg
fig1.ベクター化しただけのデータ



20150613_vectorgirl_000_010_010_S.jpg
fig2.「パスの簡略化」を適用したデータ

矢端想さんの「エリーちゃん」で試すと
こんな風にはならないので
そもそも描線に問題がありそうです。

*

ちょっと一日いじっただけなのですが
描線を出来る限り絞って、プレーンに描いたつもりのものでさえ
「パスの簡略化」で逆に描線が重くなるということが
意外な結果でした。

というのも、ラスタデータのベクター化を紹介しているURLの多くでは
真逆の結果が紹介されているからです。
要は「パスの簡略化」で描線がシンプルになるといった結果です。

ちょっと、どこかで原因について真面目に検証したいと思います。

ラベル:技法
posted by amleth machina at 01:37| Comment(0) | TrackBack(0) | like Appendix? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月05日

魔女二題について


先日、youtubeで見かけて以来、
気になっていたGothicaの"night thoughts"を購入。

音楽性はdead can danceのフォロワー的な印象なのですが、
ダークなアンビエント系っていったらいいのでしょうか?
ボーカリストの個性が強烈な主張をするタイプではありません。
ちょっと地味〜っな感じです。

でも、雰囲気は無茶苦茶好きです。
インレイに使用されている絵が
カスパー・デヴィッド・フイードリッヒから
J.W.ウォーターハウスにロセッティと
親近感ありまくりのチョイスが素敵すぎます。

*

さて、時節ネタの魔女二題です。

「現象」
20141005_phanomenhexe_020_S.JPG
自分にとってのゴシックロリータが、ここ最近のテーマなのです。

あまり露骨に黒魔術っぽいイメージを使いたくなかったのですが、
画面をまとめる上では、クリシェとして使ってもいいかな・・・と
判断しました。

テーマ的にはまだ咀嚼中というところです。
作業中はGothicaを聴きっぱなしでした。

*

「小さな魔女と小さな竜」
20141005_littlewitchlittledragon_010_S.JPG

さえぐさじゅんっぽいイメージができないかと思って、
始めてみたものです。でも、自分のクリシェ全開ですね。

ちょっと楽しげな雰囲気ができないかと思って、
作業中のBGMはdoopやらMe&My、メッサー・フォン・ミューラーでした。

posted by amleth machina at 23:23| Comment(0) | TrackBack(0) | like Appendix? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月28日

「水妖」について

「水妖」はちょっと思いついたアイデアのための事前スケッチみたいなものです。

イメージ的にはマーク・ライデンやプライス・ドールのような眼を大きく強調したデフォルメのゴスロリキャラをやってみたかったのです。あと個人的な主題を前面に出してもいいかなと思ったこともあります。

でも、実際にやってみたら、人によっては「ちょっとお行儀が悪い」と思うような気がするので、オリジナルバージョンをR18タグつきで、無害化したバージョンを制限なしでアップしました。
20140928_bloodoffish_020_S.JPG

自分はR18タグなしでもいいと思うのですが、一般的なコードにしたがうことにしました。

BGMはDarkSanctuaryとかCranesですが、ネットで見つけたVinterriketが一番今の気分にあっているのです。



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2014年09月22日

「trance between the stars」について


20140921_trancebetweenthestars_010_S.JPG
(今回はpixivの方にのみアップしています)

漫画を中世風の気分で描けないかと思って、銀筆と羽根ペンの組み合わせを漫画のフォーマットで試してみました。

技法的な詳細についてはこちらに整理しました。

*

キーワードは最近読んでいる聖テレジアの「完徳の道」や、ヒルデガルド・フォン・ビンゲンだったりします。

作業手順を試してみる・・・ということもあって、ストーリーとも言えないイメージの連想だけで仕上げています。

今回は、いつも以上に他人様を置き去りにして作品を仕上げてます。とは言え、これでも自分の中では納まるところに納まっているのです。

ちょっと、今回作業して思うところがあるので、しばらく別の路線を試してみようと思ってます。どうなるかは気分次第なのですが・・・。
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2014年09月14日

「江戸雀」について

杉浦日向子の作品が好きです。

突発的に読み直したくなる時があって、今週があたったのです。「百物語」「百日紅」、「合葬」ももちろんのことですが絵柄がもっとも流麗な「二つ枕」が一番好きです。

吉原を舞台にした連作短編です。たわいもない筋立てなのですが、台詞回しが典雅で吉原の男女の機微というものはこんなものだったのかな・・・と思わせるところが素敵な作品です。

杉浦日向子の作品全てが流麗な絵柄で構築されているわけではないのですが、江戸の空気を呼吸しているような感覚が作品の全てに横溢しているところが自分にとって魅力なのです。

ふと、杉浦日向子みたいなものを描きたくなって「江戸雀」を描きました。
20140913_kimonogirl_010_S.JPG
今回はガラスペンで描いたものをデジタル彩色しています。自分の肉体感覚がそのまま出てしまう羽根ペンでは、ちょっとこなせないかな・・・と思い、ガラスペンを試してみました。存外、ガラスペンの無機質なタッチの方がこのような絵を描く時にはあっているのかもしれません。

さて、すごく着物が好きです。特に昔着物というものに憧れてます。でも、自分の体形の問題で手が出せません。

そういえば昔、日本画風の絵柄で、かつ書き文字も筆で描いたようなタッチで漫画を描けたらいいなあなどと思っていました。でも、山田章博がデビューした時点で「なにやってもかなわない」と思い知らされ、自分にできるタッチで好き勝手にやるようになりました。

このあたりのコンプレックスなど他人様には関係ないことだとは思いますが・・・。

ラベル:着物 コミック
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2014年09月07日

「パチモン」と「黒髪アリス」について

「パチモンロボ VS パチモン怪獣 大激突!」
20140907_patchrobo_010_S.JPG
パチモン・ソフビ人形のロボットと怪獣を激突させてみた感じをやってみました。

特定のモデルはありません。イメージ的にはザボーガー風のカラーリングで塗ったグロイザーXのパチモンです。手前の遠近感無視しまくりの電信柱はお約束・・・ということで

ほんとはレトロチックな塗り表現をやりたかったのですが、所詮デジタルなバケツ塗り。手作業でガッシュで描いた質感には敵うべくもなく、思った以上にフツ〜になってしまいました。

インチキくさい気分だったのでレニングラード・カウボーイとドレッド・ツエッペリンがBGMでした。

「黒髪アリス」
20140907_blackheadedalice_010_S.JPG
飛翔掘削さんのブログで「彩色した絵で黒髪をベタでやると立体感なくなるんじゃないか」とコメントしたのですが、「では自分だったらどうするんだろ?」という部分をちょっと試してみました

アリスな気分の時はケルリをBGMにするのが最近の定番です。
*

バケツ塗り作品はGIMPのフィルターをかけることを前提で、軽めの色調で仕上げ最終的にフィルターで調整するというやりかたをしています。フィルターをかけないで仕上げるという選択肢もあるのですが、今は仕上がりのトーンを安定させたいのです。


ラベル:コミック
posted by amleth machina at 23:27| Comment(0) | TrackBack(0) | like Appendix? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月01日

「Alice in the graveyard」について

70年代少女漫画風のイメージ設計でゴスロリを試したつもりだったのですが、思いっきりが悪いです。
20140831_gothiclolita_010_S.JPG
墓地で淡い月灯りに照らし出されるアリスをイメージしたのですが、思った以上に普通になってしまいました。古臭いとか気にせず70年代少女漫画のマニエリスティックな線に突っ走った方がよかったかもしれません。

BGMは自分にとってのゴスロリの王道、ケルリとエミリー・オータム、クレインズです。というより、既にこういった選曲しかできないという時点でいわゆるゴスロリ・マナーからは外れてますね。
posted by amleth machina at 01:52| Comment(0) | TrackBack(0) | like Appendix? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月31日

「風虎とわたし」「黄金の階段」について

先週末にアップした「落書き:アニミズムなのかもしれない・・・」が、自分がpixivに投稿したものの中で圧倒的に閲覧数が多く・・・もちろん閲覧数が多いのは嬉しいのですが、自分の芸風から若干外れたものなのでちょっと複雑な気持ちです。

さて、本日(?)アップした二葉についてです。

「風虎とわたし」
ル・グインの「ロカノンの世界」がイメージソースです。
サンリオの竹宮恵子版と早川の萩尾望都版があるのですが、竹宮恵子版の方のイメージです。のほほんとした「セムリの首飾り」な気分で作画してます。
20140830_windtiger_001_S.JPG
ところで、自分は萩尾望都派なのですが、こと「ロカノンの世界」の表紙イラストについては竹宮恵子でないと駄目なのです。竹宮恵子の「ジルベスターの星から」「風と木の詩」「地球へ」が実は好きなのです。

「黄金の階段」
純粋に気分の問題なのですが、下絵を銀筆、羽根ペンで仕上げてみました。
つけペンで仕上げるという意味では、他の人にはどうでもいいことですね。
20140831_goldenstairway001_S.JPG
銀筆は消しゴムがあまり利かないので、最初のアタリだけシャーペンでつけて、それを目安に銀筆で下絵をおこしました。

やはり羽根ペンは精密さを欠くので背景を丸ペンで描きたくなることしきりです。でも、やはり筆捌きがダイレクトに出る点が魅力です。気分的な部分だけでも自分にとって羽根ペンは使う価値はあるかな・・・と思ってます。

とは言え、普通のつけペンのペン先に比べると、面倒くさいので必ずしもお奨めできません。安定した描画をしたければミリペンや普通のペン先を使った方が全然いいと思います。
20140831_goldenstairway002_S.JPG
BGMはfaithやlove is colder than deathなどのゴシックエーテリアル系ばかりでした。


posted by amleth machina at 03:41| Comment(0) | TrackBack(0) | like Appendix? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月24日

2014/08/23にアップした二葉について

pixivにアップした二葉について

「Alice's crown」
先週末、ガラスペンを買って色々試したのですが「無理」な感じ。
ちょっと作品に仕上げるのはきびしいかな・・・。

だったので、以前から気になっていた羽根ペンを急遽購入。
え〜っと雉の羽根です。七面鳥の羽より雰囲気が気分だという理由です。

こちらは丸ペンをもっと柔らかくした感じ。
ペン先を自分で加工できるので、ものすごくプライベートな感触が
楽しくて仕方ありません。

で、羽根ペンを試してみたのが本作です。
20140823_alicescrown_010_S.JPG

20140823_alicescrown_020_S.JPG
ペン先が柔らかいので、力の入れ具合がダイレクトに描線に顕れます。
初めての感触なのでちょっと緊張します。

中世風の気分で、ビジュアル的にも優雅なところが気に入ってます。
ほんとは銀筆で下書きしたら気分は完璧なのですが、あとで消せないので
ちょっと作業手順を模索中です。

作業中のBGMはchanteenとmiranda sex gardenです。

「落書き:アニミズムなのかもしれない・・・」
こちらは飛翔掘削さんの巨大娘イラストに触発されて描いた落書きです。
20140823_ultrasuperhypermicha_010_S.JPG
知っている人はすぐに気がつくと思いますが
庵野版「帰ってきたウルトラマン」が原イメージです。

みかのカラーリングのモチーフはウルトラマンです。
ツインテール、左側の髪留めがカラータイマーです。

「自分では、ちょっと作品にまとめきれないかな・・・」と思ったので
パイロット風のスケッチだけまとめてアップしました。

アクションシーンのビジュアルは手癖的に思いつくのですが、
特撮っぽいコンテクストのドラマが思いつかないのが困ったものです。

作業中のBGMはliving ColourとFish boneです。
あ、ブーチー・コリンズも聴いてましたね。

posted by amleth machina at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | like Appendix? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月13日

「緋色の恋」について

週末に仕上げ切れなかったので、昨日アップとなりました。
20140812_scarletinlove_010_S.JPG
言うまでもなく赤頭巾です。
GIMPで後処理したバージョンがこちらです。
20140812_scarletinlove_020_S.JPG








posted by amleth machina at 00:49| Comment(0) | TrackBack(0) | like Appendix? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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