2014年08月10日

「夏の潜水艦」について

昨日のリベンジです。

自分にとって、夏といえば海洋冒険もののイメージなのです。今回の気分はスチーム・パンクな「アーサー・ゴードン・ピム」です。

昨日、イメージを整理する段階でカレル・ゼマン映画だったり昔の挿絵風なんて考えていたのですが、その一方でジュネ&キャロの「ロスト・チルドレン」のイメージやら「タンタンの冒険」やら考えていたら整理がつかなくなってしまったのです。画面レイアウトも背景となるイメージがとっちらかってしまったので、どっちつかずの構成にしかならなくて結局ボツにしました。

今日は割り切って、潜水艦に乗った「アーサー・ゴードン・ピム」という気分だけすくいとったらカレル・ゼマン風のタッチとか気にしないでやってみました。もしかするとヘンに考えていじるよりは最後まで仕上げるという観点ではこのやり方でよかったかもしれません。

ほんとはゴルチェ風の船員がいる風景がよかったのですが、きっぱり落としました。
20140810_submarineinsummer_010_S.JPG
さてBGMはもちろん「タンタンの冒険」のサントラ。スピルバーグ製作の方ではなく昔の実写版「タンタン」の方です。それとアニメ版の「タンタン」です。スピルバーグ版はトレーラーの映像があまりにアクションばりばり。原作ののんきな空気感が出てないような気がしたので、観ていないのです。あと、スチームパンク気分に忘れてはいけないのが「ロスト・チルドレン」のサントラですね

で、「夏の潜水艦」としたのですが、そういえばピエール・マッコルランの「恋する潜水艦」という小説もありましたね。ちょこっとトーマス・ドルビーの「The Golden Age of Wireless」の気分も入ってます。

夏といえば、いまだにこんな妄想ばかりしているのです。

タグ:幻想文学 SF
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2014年08月09日

「月を喰む」について

世間的には夏休みなのですが、今年も仕事の関係で夏休みを普通にとれそうもありません。

夏休みというと冒険物語のシーズンというイメージがあって、ベルヌだったりタンタンなんかにインスパイヤされたものを描きたくなるわけです。で、スチーム・パンクな「アーサー・ゴードン・ピム」なんてキーワードが頭の中をよぎって試しに作ってみたのです。でもごちゃごちゃ考えながらペン入れしてたら自分の中で方向性がしっちゃかめっちゃかになってしまったので、結局ボツにしてしまいました。

テーマ的にリベンジしたいところです。結局、平行して準備を進めていた本作のほうだけ仕上がったわけです。
20140809_unboundedmoon_010_S.JPG
描き上げてよくよく考えてみたら「サロメ」成分高めかもしれません。
あとGIMPで後処理したバージョンです。
20140809_unboundedmoon_020_S.JPG

posted by amleth machina at 21:26| Comment(0) | TrackBack(0) | like Appendix? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月03日

「わたしのささやかな罪」について

最近、薔薇というキーワードがマイブームで若桑みどりの「薔薇のイコノロジー」を読み返したりしています。

今回の「わたしのささやかな罪」は、その流れです。

ちょっと描いてみたいお話があるのですが、イメージ設計の統一が上手くできないのでまずはこんな感じという思いつきをまとめてみたものです。
20140803_myoriginalsin_010_S.JPG

posted by amleth machina at 18:05| Comment(0) | TrackBack(0) | like Appendix? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「お姫さまと青い竜」について

普通にファンタジーっぽい絵を描いてみたくなったというのが発端です。それも大風呂敷広げられそうな・・・。

とはいえ、あんまり勇ましい美少女戦士は描きたくなかったのでお姫さまにしてしまいました。

無数の竜を付き従えたイメージにしたかったのですが、バケツ塗りではとてもじゃないけど捌ききれないので間引いて描いてます。

竜に手綱をつけてないのは、このくらいの大きさと首の長さになると手綱が長くなりすぎて竜をきちんと御することができないんじゃないかと思ったからです。
脳内設定では竜に肩車してもらうような形で座り、進行方向に体重をかけて竜を操るのです。掛け声で行き足を調整します。だから竜はかなり知能が高いし、乗り手との意思疎通が重要なので交換可能な乗り物ではないのです。

命綱みたいなものをちょこっと描き込んでいるのですが、このような竜を乗りこなす文化が発展しているのであれば、当然パラシュートみたいなものもあるだろうと思うのです。でも、絵的に落としどころが見えなかったので省略しています。

こんな設定だと竜との出会いも運命に近いものになりますし、SFっぽく竜族とのファーストコンタクトテーマみたいなものも通奏低音的に描くことができそうです。でもって、竜の信頼をなくした戦士が竜に喰われてしまうなんてエピソードもできるのかななんて思うのです。
20140802_princessandthebluedragon_010_S.JPG
そんなことをつらつら考えながら、イメージを決めていきました。

あと、pixivにアップした後でエフェクトかけたバージョンも作ってみました。
20140802_princessandthebluedragon_010_effected_S.JPG
実はこのバージョンの方が好きだったりします。
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2014年07月28日

「姫は退屈」「夏の憂鬱」について

最近、ピーター・グリーナウェイの「プロスペローの本」のサントラがマイブームでずっと聴いています。マイケル・ナイマンのいわゆるクラシックな編成とは微妙に違う音使いとシェイクスピアの「テンペスト」の世界のバランスが気持ちいいのです。あと、同時期のミランダ・セックス・ガーデンの1stから3rdも平行して聴いています。こちらはクラシカルとテムズ・ヴァレーなセンスのせめぎあいが楽しいのです。

さて、今週アップした「姫は退屈」「夏の憂鬱」です。

「姫は退屈」は準備していたネタをことごとくぶっちぎってふって沸いたイメージです。たまたま読み返していた岩波文庫の「ウィーン世紀末文学選」に収録されていたクリムトの「魚の血」という語感に触発されたというのが真相です。
20140727_seireenia_010_S.JPG
イメージ的には「人魚姫」と「セイレーン」なのですが、「オフィーリア成分」高めです。最近のタッチのパターンで仕上げて見ました。

「夏の憂鬱」は、自分のpixivの管理画面を見ていたところ、いつもの作風があまりに画一化されているような気がしてしまったので、目先をちょっと変えてみたかったところが発端です。あんまり暑かったのでアイス食べてる女の子を描きたくなったのです。もともと「すれ違う気持ち」というキーワードで描いていたのですが、ファイルを管理する際につけた「Summer Time Blues」が、ちょっとツボだったので結局「夏の憂鬱」というタイトルでアップしました。ちょっと百合っぽい気分のストーリーも頭の片隅にあったりします。
20140727_summertimeblues_010_S.JPG
ほんとは「メカと女の子」ネタでスケッチを幾つもおこしていたのですが、「自分がやらなくてもいいかな」気分が勝って、こちらのスケッチを採用したのです。

そんなのことを、つらつら考えながらアップしました。

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2014年07月21日

「アリスみたいなもの」二葉について

「アリスみたいなもの」
20140721_alice-esque_010_S.JPG
突発的にやってみたくなったのです。

「alice-esque」
20140721_alice-esque_020_S.JPG
予備スケッチとして描いたものです。このまま使うことはありませんが・・・。

posted by amleth machina at 23:31| Comment(0) | TrackBack(0) | like Appendix? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「ヴェール」について

安いグラッパを見つけたので久しぶりに試してます。

グラッパはイタリアの「カスとりブランデー」で熟成させていないので味が荒く,好き嫌いが別れるタイプのお酒です。そういえばヘミングウェイはグラッパにいい印象を持っていないようです。フランスではマールの名で呼ばれているそうです。大量に飲むと干しぶどうをたくさん食べたような感覚があったりします。好きなのですが、日本で流通するものはそれなりにお値段がはるものばかりなので、普段から手を出すのはちょっと・・・という感じです。

グラッパといえば「メリー・ポピンズ」でメリー・ポピンズが苦いお薬をグラッパに変えるシーンがあるそうなのですが、お酒を意識して飲んでなかった時期に観たので記憶に残ってません。きちんと確認しておきたいと思ってます。

さて、今回の「ヴェール」ですが、点描とハッチングによる表現の習作です。
20140720_veil_010_S.JPG
あと、GIMPでレタッチなどは一切せず、色、フィルターと効果のみ適用したバージョンも作ってみたのですが、東逸子っぽくなってしまったのでpixivにアップするか悩んでます。
20140720_veil_020_S.JPG

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2014年07月19日

「ゴーレム」について

本日、古本屋でシネアルバム「ナスターシャ・キンスキー」を入手。「テス」の頃のナスターシャ・キンスキーが好きなので、以前から欲しかったのです。「テス」のカラー図版が多数収録されているのですごく嬉しい本です。

さて、最近やりたいと思っているイメージがあるのですが、実現には、もっと技術的にレベルを上げる必要があります。そのため仕上げる作品数を増やすことが個人的な課題だったりするのです。

そこで手を動かして、描き上げるための敷居を下げるため、もっぱら約10×15(cm)くらいのサイズで0.2(mm)のミリペンで作業しています。このくらいの小サイズであれば細かいハッチングをしても2〜3時間くらいの作業時間に収まるので、ちょっといいかなと思ってます。

今週末は幾つかのネタが併走してたりするのですが、最初に片付いたネタが「ゴーレム」です。
20140719_golem_010_S.JPG
最近マイブームの点描とハッチングとヒロイックファンタジー風の世界です。

色々思うことはあるのですが、「完璧にするより終わらせろ(Done is better then perfect)」が最近のお気に入りの言葉なので、まずは描き上げて晒す・・・というところです。

(補足)
後から、GIMPでレタッチなどは一切せず、色、フィルターと効果のみグチャグチャに適用してみたのですが、思ったより面白い仕上がりになったのでアップしてみました。
20140719_golem_020_S.JPG
今回はたまたま上手くいったみたいで、なんでもかんでも同じように上手くいく訳ではなさそうです。
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2014年07月13日

本日アップした作品三葉について

澁澤龍彦の「東西不思議物語」が好きです。

もともと毎日新聞の夕刊連載コラムで東西の怪異譚を澁澤龍彦視点でコンパクトにまとめたものです。そして添えられた藤本蒼猪の細密画風の挿絵がその雰囲気を盛り上げていました。

最近、澁澤龍彦の本を読み直していたのですが、ふと和ものっぽい世界を「東西不思議物語」の挿絵みたいなイメージでやってみたい・・・と思ったのが今日の作品の発端です。

そうは言っても、まんま真似をしても面白くないので、自分の作画ボキャブラリーに引き寄せてやってみたのが「東西不思議物語風に」です。
20140713_orientaldragon_010_S.jpg

でも、あまり和ものっぽい雰囲気になりませんでした。で、すごく悔しかったので、仕切り直して描いたのが「九尾の狐」です。
20140713_ninetails_010_S.JPG
自分のボキャブラリーだけでは和ものっぽくならないことを思い知らされたので、藤本蒼猪をパクるくらいの勢いでモチーフから見直してみました。ちょっとすっきりしました。

「わたしのしろうさぎ」
20140713_mywhitwrabit_010_S.JPG
銀筆の前作は画材屋でプレパレーション済みの銀筆用紙を使ってたのですが、サイズが小さくて色々と不自由がありました。そこでストックしたままほってあったA4ケントブロックをリキテックスのジェッソでプレパレーションしたものに描いたスケッチです。やはり、ホルベインのジンクホワイトに比べ硫化が早いようです。

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「竜殺し」について

同じスケッチをもとに2バージョン作ってみました。

週末は銀筆用のプレパレーションを作る予定だったので、
中途半端な時間で作業できそうなアイテムとして作ってみたものです。

竜殺しT:最近のマイブームで点描とハッチングのタッチ
竜殺しU:ちょっとゲームっぽいタッチ

これが共通の元スケッチです。
裏面を鉛筆で塗って、表からボールペンでトレスしてアタリを原稿用紙に
転写します。
20140712_sketch_010.bmp
「竜殺しT」と「竜殺しU」の下書きです。
同じアタリから、それぞれのタッチのキャラクターデザインに修正します。
本当はドラゴンももっと明確な違いをつけたかったのですが・・・。
20140712_dragonslayer1_pncl_010.bmp
20140712_dragonslayer2_pncl_010.bmp

で、最終形態です。
20140712_dragonslayer1_010_S.JPG
20140712_dragonslayer2_010_S.JPG
posted by amleth machina at 01:04| Comment(0) | TrackBack(0) | like Appendix? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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