2014年03月23日

近況・・・というほどでもないのですが


近況・・・というほどでもないのですが。

クールベの画集を入手。クールベの風景画の原風景の写真を収録していたので、実際の風景の感触が少しはわかったような気がします。

*

雑誌「本の本」の1976 No.4とNo.5を入手。
カラー口絵のエドマンド・デュラックとカイ・ニールセンのイラストを手元においておきたかったのです。やはり挿絵黄金期のイラストレイターが好きです。

あと、追加で「本の本」のカラー口絵のジャン・バウアーのイラストが欲しくてこれも入手。(だって、割引券を使って、50円だったんです。神保町万歳!)絵画風タッチの写真家、フランソワ・ジレっぽい雰囲気があるので、ちょっとフランソワ・ジレも久しぶりに見返そうかと思ったりしてます。

最近、聴く音楽もそうなのですが、好きなものしか読まない、観ない、聴かない状態です。今は無理して興味の幅を拡げなくてもいい時期ではないかと感じています。

もちろん、興味の幅を拡げるために色々漁ってみることも必要だと思いますが少なくとも今はその時ではないようです。

*

さて、最近「スペース☆ダンディ」がお気に入りです。

一話完結で当たり外れが大きいところが、頭悪くて漢らしくていいのです。

タイトルの馬鹿馬鹿しさから気になっていたのですが、観るにはいたっていませんでした。ところが、piaaさんのところのエントリを見て、観るようになりました。
ちょっと、個人的にジミー・レイをヤンキー・アレンジしたようなダンディはツボです。
(ジミー・レイがわからないふとどき者はちゃんとググってください。)

おまけに第五話という当たり回を最初に観てしまったので、もしかしたら、自分の中の「スペース☆ダンディ」像は、最初からチェックしている人とはかなり違っているかもしれません。

最近の回でもロラン・トポールの「ファンタスティック・プラネット」を容易に想起させる
「植物だって生きてるじゃんよ」とか
ループものの定番と思わせつつ、ミャウの親父がむやみにかっこよくって
おまけに帰省するときの概視感ありまくり、おまけに血中をたく濃度高めの
パロディねた満載の「明日はきっとトゥモローじゃんよ」なんて、盛り上がらずにはいられません。
大体「ジャスコ」ですよ、「ジャスコ」。一体どういう宇宙なんですか?

という訳で、今「スペース☆ダンディ」推しです。

*

飛翔掘削さん界隈ツイートで「キル・ラキル」が「青春学園モノにデビルマン、ゲッター原液をひとったらししたようなアニメ」とあったので、先日、初めて23話でチェックしてみました。

確かに「あばしり一家」「ハレンチ学園」を「デビルマン」「石川賢ゲッター」でブーストした感じです。内容的にはあんまり好きじゃないのですが、確かにこれは盛り上がるしかないでしょう。実は自分、「あばしり一家」は好きではないのですが、でも面白く読んでしまったという経験があるので、その感覚を追体験しております。

ところで「キル・ラキル」。生理的な感触では後天学習タイプだと思うのですが、ダイナミック・プロ系の破天荒さをトレースしようという意欲だけでも十分です。最終回までにどこまで、つきぬけるか要チェックです。



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2014年03月21日

飛削ダイカイザーを描いて晒すのが・・・


飛翔掘削さん(「怪獣の溜息」)界隈のツイートで飛削ダイカイザーを描いて晒すのが流行ってる(?)ようなので、ブログにて参戦してみます。

怪獣との戦闘シーンの一連のイメージとしてスケッチを起こしてみました。

そういえば金田光で登場したりとかダイカイザービームを撃ってみたりするのが宿題(?)だったりするので、この際にちょっと試してみました。でもって、どうせだったらと思い、80年代風味で芦模にあおりパースをつけてみたりなんかしてます。

飛削ダイカイザーにかなり忠実にイメージ設計したつもりですが・・・はてさて。

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あと、勢いで設定資料みたいなものもちょこっと作ってみました。
思ったより、「怪獣の憂鬱」のまんまっぽいので気分は「怪獣の憂鬱 -劇場版-」ですね。
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日本史の先生です。
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深海怪獣ナゴヤンです。
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ちなみに、次作のスケッチはある程度できたので、一日ほど寝かしてからコンテに着手する予定です。
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2014年03月06日

「まんが生活」

「まんが生活」立花晶
BookOffで偶然見つけました。

「すぴすぴ事情」で描かれる手乗り文鳥ライフにあまりに共感してしまったので、この方の他の作品もずっと気になっていました。

本作品はタイトルから想像されるとおり「まんがと私」がテーマだったりするのです。
「同病相哀れむ・・・」、いや違う。まんがとの関わり方において、つい一歩を踏み外してしまった作者の「まんが生活」を活き活きと描き出してます。(*1)描写の一つ一つがいちいち思い当たるふしがあり「あるある」感全開です。

すぴかさんの先代のビーくんをテーマにした文鳥同人誌の発行プロセスをテーマにしたパートは、自分の手で同人誌を発行したいと思ってしまった、つい踏み外したばかりの人への優秀な罠・・・じゃないマニュアルとしてお勧めです。

「すぴすぴ事情」でうすうす感じていたのですが、この方って作家というよりまんがファン気質の強い方なんだなあ・・・ということを改めて認識しました。

自分でまんがを描いてみたい・・・なんて思ってしまった人は必読です。

(*1)ある一歩を踏み外すことのなかったライトなまんがファンには、どうでもいい内容なのかもしれませんね。
ラベル:文鳥 コミック
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「おとぎの遊園地」

「おとぎの遊園地」荒俣宏ー編著 (みき書房)
荒俣宏ー編著の「WONDER BOOKS」のシリーズのひとつなのですが古本屋で見つけて購入。ヴァージニア・フランシス・ステレットの「アラビアン・ナイト」のイラストがお目当てです。

自分の中の流行もあって、このイラストレーターのような挿絵黄金期の王道かつ少女漫画な感覚は好きではあるけれど意図的にしばらく見るのも外していたのです。

でも最近になって、またこういった線もいいかな・・・とゆり戻しています。

ちなみに同著者の「ブックス・ビューティフル」で紹介されているエリナー・アボットもその流れでツボなのです。



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2014年02月19日

こんな感じでコンテを作っています

いつも巡回している姫谷つづりさまのところで
「ネーム直すのもったいない症候群対策。」という記事に以下のコメントをつけました。
最近、自分は無印のメモブロックに最終的なイメージに近いレイアウトというか
スケッチを作るようにしています。とりあえずキーになるカットを作ります。

でもって、コンテにはどのスケッチが対応するのかわかるか程度にしているので、
コンテの修正に対するハードルが下がって結構作業がらくちんかな・・・と思っています。
まあ、キーとなるカットがあがった時点で最終的な作業量や出来が予想できるので
効率アップの面で有効です。

これは別に自分のオリジナルではありません。

昔のディズニーなんかがコンテを作成する要領でシューティングコンテを作成する際に
スケッチを作りながら議論していく手法です。個人の作業にもシステマティックに
敷衍できないかなと思って心がけているやり方です。

作業していて期待以上のものは出てきませんが、最低ラインを確保したいと思っている
時にはいいかな・・・と思っています。
でも、具体的にどんな手順なのかわかりにくいかな・・・と思ったので
「怪獣の見る世界」の時のコンテをベースにちょっとメモします。

自分の作業手順は以下のとおりです。
(1)プロットとストーリーができた時点でざっくりとしたネームをテキストペースで作成
(2)テキストベースのネームを基に最終的な絵面に近いスケッチを無印のメモブロックに起こします。
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作例では流れがわかるように前後のページのカットも収録しました。

(3)作成したスケッチをレイアウトしたコンテを作成します。
 この段階では、そんなに絵の出来にはこだわらず、どのスケッチかわかる程度の書き込みに留めます。
20140219_dykizer_the_continuity.JPG
 あと、スケッチを作った時点では意識していなかったレイアウトする関係上,必要になった見捨てカットをこの時点で追加します。ここでは5カット目ですね。

(4)原稿に起こす時点でレイアウトはコンテを、各カットのレイアウトはスケッチを基に作業を行います。
で、最終的なカットがこれです。
20140219_dykizer_the_IMG_0016_S.JPG

「刻印」のような場合は割と私的な作り方をしているので、他人には何がなにやらわからない記法で書いているので説明したくてもできないのです。ごめんなさい。

ところで自分はコンテ用のスケッチを作る時はボールペンなり修正できない画材を使っています。
なんとなく、修正しながら作業するのがちまちまして好きではないのです。メモブロックを使っている限り、書き損じても後でコンテの方で適当につじつまをあわせればいいのでこのやり方は結構有効かな・・・と思っています。

他の人の参考になるかわかりませんが、こんなんやってます・・・ということで。


ラベル:コミック
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2014年02月18日

梅津泰臣の「プレゼンス」を観て

先日、古本屋で「ロボット・カーニバル」のムック本を見かけて、そういえば、梅津泰臣の「プレゼンス」を未だに観てなかったのを思い出し、観てみたのです。(*1)

梅津泰臣は「メガゾーン23 part2」か「Zガンダム」のオープニングあたりで意識し始めたアニメーターです。

いかにもなアニメ絵あるいはなかむらたかし系のいづれかに分類できる当時の絵柄からするとちょっと外れている印象があり、骨格がカッチリした絵を描く人だなと思っておりました。表現方法やキャラクター設計の方向性としては気になって仕方がないけれど、でも好きとは違う愛憎半ばした印象でした。

さて、今回きちんと観てみて、キャラクター設計も物語も、自分の梅津泰臣観からすると予想の範囲内でした。20分程度の尺に対して十分濃密な物語が構築されており、動きも当時の水準からすれば超一級の水準だと思います。

で、今だから言えるのかもしれません。

梅津泰臣の絵柄って、80年代キャラクター設計の範囲でのリアルな骨格なんだなあということです。
もちろん、それがいいとか悪いとか言うのではありません。当時、あれだけ主流から外れているように見えてさえ絵柄って呼吸していたその時代の空気から逃げることはできないんだということを実感してしまったのです。本当にちょっとした演技のつけ方や動かし方の様式性まで、アニメートという行為全てに時代の刻印が
はっきり見えることに驚いています。

さて、時代といえば同時期の「マクロス劇場版」の映像を見直してみると、最近のマクロスより絵が全然重いのに驚かされます。あの手描きによるやけに引き摺ったようなベタのある三段影つけなんかがその印象を加速させているのかもしれません。ちょっと思ったのです。最近のアニメは作画がかっちりしている点は安心して観られるのですが、絵的にどこか子供っぽさというか、作家としての未成熟な感触があるように感じるのは自分だけでしょうか?(*2)

(*1)梅津泰臣というアニメータが好きか嫌いかといえば、好きなのかもしれません。
大友克洋の手になるオープニングを含めてさえ「ロボット・カーニバル」の他作品をチェックする気がないのですから
(*2)piaaさんのブログの「おおかみこどもの雨と雪」へのコメントで触れたのですが、90年代以降急速にアニメータの作家主義が拡散していった現象についてきちんと分析したいなと思っているのですが・・・。
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2014年02月17日

JULES GAUTRET -Pineau des Charentes-

JULES GAUTRET -Pineau des Charentes-
近所のやまやのブランデーコーナーで見つけて購入。

ピノ・デ・シャラントというものが何なのかよく知りませんでした。
でもブランデーの一押しになっていたので、度数の低さに疑問を感じながらも購入してみました。リキュール扱いだしい・・・。

この薄い琥珀色は割と好きな色です。

で、飲んでみたら甘口のアイスワインや貴腐ワインみたいなデザートワインのような味。ブランデーではないでしょ、これは!

これはこれですごく好きなんですけど・・・という感じなので、ちょっと調べてみました。
「収穫時期に間違ってブドウの搾り液をコニャックの原酒が入った大樽に入れてしまったことで生まれたコニャック地方シャラントの酒精強化ワイン」
ということらしいのです。思わず納得でした。

唯一の難点はいつもリキュールやスピリッツ主体で飲んでいる自分には、度数的に物足りない点です。
でも好きですね、こういった味は・・・。

(補足)
後日、見てみたら、ブランデーのコーナーからシェリー酒のコーナーに移動していました。
めでたし、めでたし。
ラベル:お酒
posted by amleth machina at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月05日

若手映像作家のショートフィルムで・・・

メディアを問わず、割と短めの物語が好きです。

というのも、短い物語だと感情移入を拒むような人物造形や物語でもイメージの強度だけで最後まで紡ぐことができ、鮮烈な印象の作品が作れると考えているからです。

ある程度ボリュームのある物語だと、感情移入できる人物や世界観がないと最後までつきあうのはしんどいのではないでしょうか?

このあたりの考え方は自分がE.A.ポーや散文詩を好きなことと密接に関わっているのではないかと思っています。大きな物語というのも好きなので、もちろんフォーマットとしての短編にだけこだわってはいませんが・・・。

さて、映画なんかでもそんな鮮烈なイメージを見てみたくて若手映像作家のショートフィルムをyoutubeなんかでよくチェックします。そもそも脚本的に駄目駄目で、単なる技術的なショーケースにしかなっていない例も多いのですが、最近チェックしていて気になった作品を何本か紹介します。

"Paths of Hate"
http://www.youtube.com/watch?v=6M03mXuw9pY
スピットファイアとメッサーシュミットのドッグファイトなのだけど、弾が尽きてからの展開がすごいのです。映像的には板野サーカスをブーストしたような感覚とBD風のタッチがかっこいい。
こういう映像を見ると「日本のアニメは世界に誇れる文化だ」なんて戯言は口が裂けてもいえないです。レシプロ機が好きな人は必見です。
大好きです。

"Madame Tutli-Putli "
http://www.youtube.com/watch?v=GGyLP6R4HTE
これってストップモーションとCGのコンポジットなんでしょうか?
主人公の女性の列車の旅なのですが、細かいところに踏み込むとネタ明かしみたいになってしまうのかもしれません。悪夢的な世界が気持ちいいのだけど、何より主人公の女性のイメージがすごく好き。
やけに目元がリアルなのですが、実写映像も素材として使っているんでしょうか?
ちょっとメイキングを見てみたい作品です。

"The Backwater Gospel "
http://www.youtube.com/watch?v=vVkDrIacHJM
ホラーウェスタン風の世界が好きです。
ストーリー的には割とストレートな気がします。

"The Tale of How"
http://www.youtube.com/watch?v=mk6j4wmpH9E
これはなによりイメージが面白いのです。
クラーケンみたいな怪物のために死に瀕している種族が救いを求めて・・・という物語。
細密画風のアニメーションとオペラチックな音楽がかなりへんてこな感じで気にいってます。

"Little Tombstone"
http://www.youtube.com/watch?v=tM8LZKoVFmU
マカロニ・ウェスタンへのオマージュ風。殺伐とした世界感がかっこいいです。
感情移入を拒む悪役面のキャラばかりなので、短編だからこそ機能した世界だと思います。

"Godaizer"
http://www.youtube.com/watch?v=EtiRzqKfv4g
飛翔掘削さん、もし未見でしたら絶対見てください。
「パシリム」に先立つこと2012年に既にこんなのを作っている人がいたんですね。
デザイン的にビミョーなダサさが逆にいいです

こんなのが好きだということで・・・。


posted by amleth machina at 01:18| Comment(2) | TrackBack(0) | diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月19日

「スペース・ボール」(SpaceBalls)


どうして今「スペース・ボール」かって?

単に近所のレコファンでDVDが安く出ていたからです。

メル・ブルックスが1987年に製作したベタでゆる〜いギャグが連発する「Star Wars」のパロディ映画です。
劇場で観た時は、おやじセンスギャグ炸裂、かったるすぎる印象でそんなに面白いとは思いませんでした。

でも、普通の自動車にロケットエンジンをとってつけただけ。テキトー感満載の宇宙船のヴィジュアルがツボでした。おまけにクライマックスでリック・モラニス演ずるダーク・ヘルメットが指揮する超巨大宇宙戦艦「スペース・ボール一号」が家政婦型巨大ロボット「メガメイド」に変形するところなど下らなさすぎて素敵でした。(*1)

今回観直してみると、宇宙のトラック野郎・ローン・スターとヴェスパ姫とのベタなラブコメ展開が意外とよかったりするのです。脚本の作りとしてキレッキレッのギャグを連発されるよりはこのくらいの感じだからバランスがよかったんじゃないかと今さらながらに感心しています。一点突破でここだけ面白く作ったから、あとは適当でいいでしょ・・・ではなくて取捨選択して全体的なバランスがとれているところが大人の仕事だな〜っと思うのです。

そういえばふと思ったのですが、'80年代に製作されたSF映画って地味〜っに佳作があったんじゃないかなと。
というのもこの頃の宇宙もの映画に「ラスト・スター・ファイター(The Last Star Fighter)」があります。
「TVゲームでハイスコアをたたき出した主人公が宇宙戦士としてスカウトされる」というネタだけ聞いたらギャグ以外の何者でもないストーリーを、青春映画としてキッチリ作りこんだ脚本が好きでした。

大作ではない、こういったこじんまりとした良作がもっと評価されてもいいんじゃないかなと思っています。(*2)

(*1)メル・ブルックスが「マクロス」を知っていたかどうかはわかりませんが、日本のアニメファンは当然「マクロス」を連想することでしょう。今時の日本アニメであれば、巨大宇宙戦艦が巨大メイドに変形するビジュアルを綺麗めに仕上げるんじゃないでしょうか?
SWのスターデストロイヤーみたいなのが「艦これ」ライクなメイドに変形するくらい平気でやってしまうような気がします。

(*2)スターウォーズ・ビッグバンの影響でSF映画が粗製濫造された時期なので、単に絶対数が多かったからそう思うだけかもしれません。


ラベル:SF 映画
posted by amleth machina at 18:25| Comment(0) | TrackBack(0) | diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月03日

「平凡倶楽部」を読んで思う

「平凡倶楽部」こうの史代 (平凡社)

世間的には「夕凪の街 桜の国」の作者ということなのでしょうが、自分にとっては「ぴっぴら帳」「こっこさん」の作者です。

平凡な日常をいとおしげに積み上げていく作風が好きです。

さて本作品は「この世界の片隅に」の頃に書かれたエッセイ集というかスケッチ集というか、自由なフォーマットで連ねられた、こうの史代という作家さんの感じたこと集です。

日常感覚に根ざした問題意識と世界の見方がとても鋭く、「戦争」「原爆体験」から「非実在青少年都条例」まで。一歩間違えると例え「国際社会においては当たり前に議論されても、日本では未だに忌避されるテーマ」をぎこちない手つきでも誠実に取り上げているのです。

「反戦」テーマの息苦しさと違和感を分析しているエッセイや「非実在青少年都条例」運用についての都への問い合わせ、インタビュアーが恣意的に言葉を切り取ってしまうことをテーマにした「なぞなぞさん」が秀逸なのですが、なにより構えた感じのない自然体な感覚がとても素敵なのです。

この本を読んで色々思ったのです。

「戦争」とか「政治」をテーマにそれを非日常な事象として描き出すことは、いくら残酷で悲惨な描写をしようと、優れたエンターテインとして機能してしまっているんじゃないでしょうか?

だから、結果的に「戦争責任」も「政治責任」も他人事だし、自分たちの生活とは関わりのない何かとしてあっと言う間に気分だけ消費しておしまい。
ほんとは「戦争」なんかの非日常ではなく、「戦争」や「政治」に寄り添い「生活」していく日常にこそ、「戦争」の本質があるような気がしてならないのです。

ラベル:コミック
posted by amleth machina at 16:10| Comment(0) | TrackBack(0) | diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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