2015年06月28日

亡者の河

皆川博子の「死の泉」を読了。

かな〜り好きです。

「開かせていただき光栄です」よりも
作者の「好き」の詰め込み具合が過剰で
そこが自分にとって無茶苦茶、好印象でした。

擬翻訳体的な文章を狙ったと思うのですが
普段から翻訳小説しか読まない自分には
普通に日本の小説でした。
別にそこだけが問題なのではないのですが、
同様にあちらこちらに張り巡らされた仕掛けに
ちょっとあざとさを感じた点だけが個人的には残念。

題材的に魅力的なので、いちいち仕掛けをしない方が
もっと格調高い仕上がりになったんじゃないかなと
思ってます。

とは言えエンタテインメントとしても格調の高さも
十分以上のレベルでバランスがとれているので
単なる個人的な好みの問題です。

読了後、文庫版で600ページ以上のボリュームがありながら
何度も読み返しているのですから、すごく気に入っていると
いうことなのです。

ところで、劇中にペルゴレジイの「スターバト・マーテル」が
キーとなるイメージで使われているので、
ただいま「スターバト・マーテル」がヘビーローテーション中です。

*

以下、pixivへの投稿の覚書です。

「落書き:フィードバック」
20150627_feedback00_010_S.JPG20150627_feedback01_010_S.JPG20150627_feedback02_010_S.JPG20150627_feedback03_010_S.JPG20150627_feedback04_010_S.JPG

けも耳とメカの組み合わせの落書きです。
今回はマンマシン・インタフェースです

気持ち的にはアップルシードのスレイブマスターシステムというか
ジャンボーグAというところです。

最後の一枚だけ、気持ちメビウスが入ってます。

ちなみに昔から純粋にデザイン的にシュビム・ワーゲンが好きです。
ただ前回も書きましたが、個人的にWWUのミリオタ素材の取り扱いは
デリケートな手つきが必要だと思っているので、好きでもあまり
おおっぴらに使えない題材かな。

「落書き:'70年代の少女漫画っぽく」
20150627_70esque01_010_S.JPG20150627_70esque02_010_S.JPG

'70年代の少女漫画?少女趣味的な感覚が割と好きです。
水森亜土や内田善美、おおやちきなんかが大好きです。
あと新書館のフォアレディースシリーズで出てきていた
素人以上プロ未満の漫画家さんたちの感覚が
自分にとって、ほんとにツボだったのです。

でもって、そんな感覚を意識しながら、始めた落書きです。


「けも耳少女とドラゴン」
20150627_girlanddragon_010_S.JPG

デフォルメキャラによるドラゴンを
やってみたかったのです。

気持ち的には鳥山明あたりを意識したのですが
描線や形の捉え方の問題なのか、
キャラクターを取り扱う手つきの問題なのか
思ったようにはいきません。

あと、もともと作っていたスケッチのレイアウトは
軍用バイクに乗ったドンキホーテっぽい爺との
組み合わせでした。
で、個々の要素は全く違うのですが
投稿済みのものと画面構成が被った印象だったので
後景のけも耳少女とドラゴンを取り出した構成にしました。


*

以下は純粋に手を動かして描き留めたものをアップしたものです。

「戯れ描き:点と線 あるいは けも耳姫」
20150627_pointandline_010_S.JPG

点と線を適当に描いててなんとなく浮かび上がったイメージです。


「亡者の河」
20150627_flowofdeath_010_S.JPG

ドレスの襞の流線を描きなぐっていて出てきたイメージです。

posted by amleth machina at 02:01| Comment(0) | TrackBack(0) | diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月22日

熾天使軍


以前も書いたとおり、DeviantArtとpixivで
SNSの傾向が違うので投稿作品の作風も
ちょっと調整しています。

*

「蔵書票」
20150618_bookplate_010_S.JPG
昔から蔵書票を作ってみたかったので
試しに描いたものです。

実際に使うとしたら
Ex Librisと名前欄は止めて
女の子の頭の空白にレイアウトした方が
いいかもしれませんね。

「落書き:けも耳とメカ」
20150621_study_mecha01_S.JPG20150621_study_mecha02_S.JPG20150621_study_mecha03_S.JPG20150621_study_mecha04_S.JPG20150621_study_mecha05_S.JPG
けも耳とデフォルメメカの組み合わせの落書きです。

ちょっとけも耳でミリオタっぽいイメージを
作ってみようかと始めたのです。
でも、WWU的なイメージ設計は、
どうしても歴史修正主義的な匂いがつきそうなので
微妙に外しました。

5枚目は、異星人がたむろする
「中継ステーション」というイメージです。
昔、「中継ステーション」で宇宙船待ちしている
「赤毛のアン」というスケッチをしたのですが、
使いこなせなくてほったらかしになってます。

「戯れ描き:魔女三葉」
20150621_study_witch01_S.JPG20150621_study_witch02_S.JPG20150621_study_witch03_S.JPG
魔女っぽいイメージの戯れ描きです。

アイデアスケッチ的に描いたものです。
レイアウト的には好きなのですが
作品にできるかというと、
今ひとつピンとこないので
このままでアップしました。

「熾天使軍」
20150621_seraphim_011_S.JPG
DeviantArtに投稿した
「The Host of Seraphim」の無加工バージョンです。

といっても色調整だけはしています。

パレットナイフで粗く塗りつけた
ジェッソの上に描いてます。
大きいサイズだとパレットナイフの
跡がモロにでてしまうので
DeviantArtには加工したバージョンを
アップしています。

「The Host of Seraphim」
20150621_seraphim_010_S.JPG
毎度の銀筆とテクスチャーの組み合わせです。

アイデアスケッチも何もない状態で
銀筆で自由に手を動かしたらどうかな・・・くらいの
気分で始めたのですが、
いい加減さがいい感じに転がった気がします。

緻密な仕上がりとは言えませんが
本人は気に入っております。

*

最近のBGMはBlack Tape for a Blue Girlを中心に
ロリーナ・マッキニットやレイン・ツリー・クロウ
だったりします。
posted by amleth machina at 00:07| Comment(0) | TrackBack(0) | memo | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月17日

ちょっとあきらめがつきました

週末に作業していたベクター化については、
自分の中でなんとなく整理がついたというか
あきらめがついたので、平常運転に戻ります。

*

「戯れ描き:読書の時間」
20150616_iamreading_010_S.JPG
pixivにアップしたものです。

気分的にはヴィクトリアン時代の
ポートレートっぽいイメージです。
白状してしまえば、ルイス・キャロルが
偏愛したクシー・キッチンのイメージ
だったりします。

ボールペンのスケッチで
スキャンした後に補正をしただけです。



「戯れ描き:テンペスト」
20150616_tempest_010_S.JPG
pixivにアップしたものです。

イメージ的にはシェイクスピアの
「テンペスト」というか
ピーター・グリーナウェイの
「プロスペローの本」というか
あまりにわかりやすいですね。

こちらもボールペンのスケッチで
スキャンした後に補正をしただけです。


「Angelhood」
20150613_study_011_S.JPG
DeviantArtに投稿した作品の
スキャンしただけのバージョンです。

マイブームのFAX用紙にジェッソを
粗く塗りつけた上に銀筆で描いてます。

レイアウトを検討中に作った予備スケッチを
単独で仕上げたものです。
多分、このまま使うことはないと思います。

*

最近のBGMはユーゲントシュティールな気分で
ワグナーだったりしたのですが、
いきなりCureやBlack Tape for a Blue Girlが
ぶりかえしてます。
posted by amleth machina at 01:13| Comment(0) | TrackBack(0) | diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月16日

ベクター化はひとを選ぶみたいです


ベクター化ですが、
自分の描線とは相性が悪いということだけ
思い知らされました。

「ビットマップのトレース」は描線のアウトラインを
ペジエ曲線で近似してくれます。

描線も一本の線ではなくアウトラインで閉じた面なのが
ポイントなのです。

で、鋭角を構成する輪郭線の
アウトラインに「パスの簡略化」を適用すると
パスが単純化された分だけ、輪郭線のアウトラインが
甘くなり、塗りつぶし部分が大きくなってしまうのです。
あと、曲線の曲がる方向が途中で逆転するような
描線も同様です。

矢端想さんの絵は、
適度に線が途切れていたり
鋭角に近い曲線が少なかったりするので
「パスの簡略化」を適用しても各描線のノードが
いい感じで間引かれたんじゃないかと思います。

なので「Vector Girl」の鋭角になるポイントを
消して試してみました。
でも「ビットマップのトレース」が自分の絵から拾うノードが
あまりに細かすぎて、少々の調整ではどうにもならないことだけ
はっきりわかりました。

ベクター化で整った描線の絵を描きたい人は、
以下のポイントを最低限おさえた方がいいような気がします。

・鋭角的な輪郭線を避ける
・曲線の頂点を途切れさせる。
・複数の描線が交錯するような絵柄は避ける。
・ぱっつんぱっつんむっちりなキャラクター設計にする

う〜ん、自分的には一抜けた・・・って感じですね。

タグ:技法
posted by amleth machina at 08:15| Comment(0) | TrackBack(0) | memo | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月15日

ベクター化で遊んでみた


この週末に試したベクター化の手順ですが
自分の絵だとあまり上手くない。
では、誰の絵だといいかというと
実はリンク貼らせていただいている
矢端想さんの絵がよかったのです。

ということで、矢端想さんの許可をいただいて
キレイにベクター化した作例を紹介します。

20150614_ellie_000.JPG
fig1.原画をベクター化した状態
ふんとにInkscapeは優秀すぎて原画なのか
ベクターデータなのかわからないです。
でも、ノード選択するとこのとおりなのです。
20150614_ellie_000_node.JPG

20150614_ellie_010.JPG
fig2.
で、これが「パスの簡略化」を適用した状態です。
ノードはこのくらい整理されてます。
20150614_ellie_010_node.JPG

SVGファイルとしては159→48(KB)まで容量が削減されてます。
このプロセスが自分の絵だと加工された印象になってしまうのです。

矢端想さんの描線って自分の描くものよりも
ものすごく素直なんじゃないかと思うのです。
だから自分の描線みたいに墨を流し込んだような絵には
ならないんじゃないでしょうか?

さて、これだけきれいにベクターデータにできたので
ちょっと遊んで「エリーちゃん」ロゴを作ってみました。
もうベクターデータ化できているので
嬉しくなっちゃって、思わず3つのサイズで
PNGファイルを作ってみました。

基本サイズ
20150612_ellielogo_000_010_010.png

大きいサイズ
20150612_ellielogo_000_010_010_L.png

小さいサイズ
20150612_ellielogo_000_010_010_S.png


タグ:技法
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2015年06月14日

ベクター化を試してみる


いつもアナログで描いた線画をスキャナーでとりこんで
デジ塗りをしているのですが、常にDPIとの葛藤があります。

あと、自分の描線がデジ塗りとしては重いんじゃないか、
あるいはノード数の少ない均質化した描線にしたら
もっとデジタルで扱いやすくなるんじゃないか
と考えてました。

そこでアナログ線画をベクターデータ化したら諸処の問題が
解決するんじゃないかと考え、ベクター化の手順を試してみました。

要はフリーソフトのInkscapeを使って
アナログ線画のベクター化してみたのです。

1.Inkscapeを使ってオリジナルをベクター化
2.パスの簡略化機能で絵のクリーンアップ

以上の手順なのですが、
ベクター化だけだと
仕上がりがアナログ線画のままなので
「パスの簡略化」を適用してみました。

出来上がったものは
もちろん拡大縮小してもジャギることはありません。

*

「ベクター化のテスト(その1)」
20150612_springfairy_000_S.JPG

プレーンな描線で線画を仕上げたつもりだったのですが
「パスの簡略化」を適用すると、描線が均質化されず
逆に重い仕上がりになってしまいました。


「ベクター化のテスト(その2)」
20150613_flow_000_S.JPG

ボールペンのスケッチにベクター化を適用してみたら
どうなるかも試してみました。

こちらは先日投稿した「水面」の線画が元ネタです。
20150610_flow_010_S.JPG

仕上げの工程でズボラができるんじゃないかという
観点です。

ベクター化した直後でも、不要な線をきちんと取り除けば
上手くいくんじゃないかという印象です。


「ベクター化のテスト(その3)」
20150612_gothica_010_S.JPG

ベクター化のやり方次第で
高橋葉介っぽい線も
自動生成できるかもしれないと
思ってしまいました。


「Vector Girl」
20150613_vectorgirl_010_S.JPG

かなりプレーンな感じの描線で描いた線画を
「ベクター化」してみたのですが、
やはり「パスの簡略化」を
適用するとかなり加工した感じになります。


20150613_vectorgirl_000_010_000_S.jpg
fig1.ベクター化しただけのデータ



20150613_vectorgirl_000_010_010_S.jpg
fig2.「パスの簡略化」を適用したデータ

矢端想さんの「エリーちゃん」で試すと
こんな風にはならないので
そもそも描線に問題がありそうです。

*

ちょっと一日いじっただけなのですが
描線を出来る限り絞って、プレーンに描いたつもりのものでさえ
「パスの簡略化」で逆に描線が重くなるということが
意外な結果でした。

というのも、ラスタデータのベクター化を紹介しているURLの多くでは
真逆の結果が紹介されているからです。
要は「パスの簡略化」で描線がシンプルになるといった結果です。

ちょっと、どこかで原因について真面目に検証したいと思います。

タグ:技法
posted by amleth machina at 01:37| Comment(0) | TrackBack(0) | like Appendix? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月10日

deviantArtに入り浸たる理由

deviantArtを始めたのですが、
pixivより、かな〜り気に入ってます。

というのも、版権モノよりオリジナルものが
中心であること。

なにより自分のお気に入りキーワードで
好みのイメージにいきなりアクセスできるから・・・
なのです。

ゴスも挿絵黄金期もアールヌーヴォーも
pixivだとイマイチピント外れな印象だったのが
deviantArtだと、こちらのストライクゾーンど真ん中。
直球勝負の剛速球で飛びこんでくるのです。

んでもって、気になるグループを登録しておくと
あっというまに興味のあるイメージがスタックされてて
処理が追いつかないくらいなのです。
これは、ちょっとpixivより全然好きかもしれません。

もちろん、好みや守備範囲の問題なのかもしれません。

でも好きな音楽がThisMortalCoilやDeadCanDanceで
象徴主義が大好きで
ジュリア・マーガレット・キャメロンが大好きだなんて
親近感ありまくりの作家さんがごろごろしている環境は
楽しすぎます。

なので、pixivから軸足をまじめにdeviantArtに移そうかと
考えている今日このごろなのです。

posted by amleth machina at 01:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 意見には個人差があります・・・ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月08日

Lady tree

マイブームのユーゲント・シュティールは今週も継続中。
古本屋で、昔のクリムト展のカタログをチェックしたり
ウィーン分離派関連の本を探したりしています。

*

「気配」
20150607_alone_010_S.JPG

pixivに投稿したものです。

PixivとDeviantArtそれぞれへの投稿で
ちょっと意識的に変化をつけてたりします。


「Lady tree」
20150607_ladytree_010_S.JPG
DeviantArtに投稿したものです。

FAX用紙にジェッソを
粗く塗りつけた上に銀筆で描いてます。

作業中のBGMはCureでした。

posted by amleth machina at 01:32| Comment(0) | TrackBack(0) | diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月01日

I put a spell on you

「I put a spell on you」
20150531_iputaspellonyou_011_S.JPG

DeviantArtに投稿した作品の
スキャンしただけのバージョンです。

FAX用紙にジェッソを
粗く塗りつけた上に銀筆で描いてます。

あまり綺麗に下地を作らないのが
面白い効果になってるかななぞと
思ってます。





posted by amleth machina at 01:06| Comment(0) | TrackBack(0) | memo | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月31日

Nightmares & Fairy Tales

「Nightmares & Fairy Tales」
原作:セリーナ・バレンチノ/ 作画:フー・スウィ・チン
つい先日、古本屋で偶然出会いました。
これは、ものすごく好きです。

アナベル(*1)というお護り人形が語り部となって
幾つもの物語を紡いで行くのです。

ラフな描線でありながら
ティム・バートン系の
ゴシック・ロリータ・マナーに
忠実な絵にまずはまりました。

で、物語はオリジナル・ストーリーと
御伽噺の再解釈から構成されています。
前者は割と正統的な構成のホラーストーリーです。
後者のマイノリティ視点を交えた再解釈は
タニス・リーあたりのものより好きです。

どの話も好きなのですが
「赤頭巾」と「美女と野獣」が一押しかな?

国内産漫画のゴスロリっぽいイメージは
ことごとく「なんちゃってゴス」と断言しても
いいんじゃないかと思えるほどのインパクトです。

ゴスを自認する向きで未読の方は、必読です!

(*1)E.A.ポーの「アナベル・リー」からでしょうか?

*

「my sweet dream, your nightmare」
20150531_gothica_010_S.JPG

ゴスロリテイストをやってしまいました
posted by amleth machina at 15:49| Comment(0) | TrackBack(0) | diary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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